メルセデスGPは、2010年のテスト兼リザーブドライバー決定を急がないようだ。メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグが語っている。
ルノーでレースシートを獲得する可能性がわずかに残されているものの、ニック・ハイドフェルドがメルセデスGPでのリザーブ契約をオファーされているとの報道がある。
ハウグは『SID』通信に対し、ハイドフェルドがF1で戦ってきた10年間、メルセデスはハイドフェルドと連絡を取り続けてきたと認めつつ、2010年に向けては「何も合意していない」と語った。
しかしハウグは、メルセデスの支援を受けながら1999年にF3000のタイトルを獲得、ル・マンに参戦、そしてマクラーレンでテストドライバーを務めていたころから、「ニックと彼の能力を高く評価していた」とも話している。
だがハウグは、メルセデスが41歳で現役復帰するミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の“代役”候補を探しているとの憶測は強く否定した。
「ほかのF1チームと同じように、われわれもテスト兼リザーブドライバーを確保したい。だが、決断については時間的なプレッシャーを感じていない」とハウグは語った。