ロータス名称問題の原因はチーム・ロータスに?

2010年12月17日(金)
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グループ・ロータスのダニー・バハールCEOが、チーム・ロータスとの関係が悪化した原因は、チーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスにあると語った。

チーム・ロータスは、2010年のF1にはロータス・レーシングとして参戦していた。これは、グループ・ロータスから名称の使用許可を得てのことだったが、グループ・ロータスは2010年限りで同チームへの名称の使用許可を取り下げた。

これを受けてフェルナンデスは、グループ・ロータスの管理外にあったチーム・ロータスの名称権を獲得。2011年のF1にはチーム・ロータスとして参戦することを発表した。

その一方でグループ・ロータスは、ルノーF1と提携し、2011年のF1にロータス・ルノーGPとして参戦することを発表している。

現状では、ロータスの名を冠するチームが2チームあるという、混乱を招くような状態になっているが、ロータスがメディアを招いて行ったランチ会で、バハールが次のように語ったと『Autosport(オートスポーツ)』が報じた。

「なぜトニー・フェルナンデスとの間で友好的な解決法を見いだせなかったのかという質問を、何度も受けてきた。もうウンザリだ」

「出された対案が、あまりにもバカげたものだとしたら、話し合いを続ける意味はないとだけ言っておく。また、ある提案の3分の1のコストで、トップ5に入れるチームと組めるとしたら、それは筋の通った話になる」

「われわれは、フェルナンデス氏と組むのが怖かったわけではない。だが、さっきも言ったように、ロータスはビジネスをやってもいるんだ。そしてこれは、ただクルマにロゴを掲載するというものではなく、しっかり関与していくという話だった」

「運営に関与していく必要があったんだ。一緒に決断を下すんだよ。ともに資金を出す必要はあるが、それは構わない。だが、ただ小切手をきって、ほかのことはすべて他人が運営するというような、単なるスポンサーだと思わないで欲しい」

「われわれは、決してそんなことはしない。もし、世間がそう見ているとしても、絶対にそんなことにはならない」

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