フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、F1で3台目のフェラーリを走らせることが認められた際の、チーム候補とドライバー候補について語った。
モンテゼモーロは以前から、パフォーマンスの低い新規チームに批判的な立場を取っており、先日にも「GP2も戦えないようなチームがいるよりも、競争力の高いチームが3台(目のフェラーリを)走らせたほうがいい」と語っていた。
また、3台目のフェラーリを走らせるチームについては、「小規模だが、競争力のあるチームだ」としかモンテゼモーロは話していなかった。
しかし、『Autosprint(オートスプリント)』によると、フェラーリは2013年から3台目を走らせることを希望しているようだ。
また、F1チームによって組織されているFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の会議がロンドンで予定されているが、「各チームとFIA(国際自動車連盟)は現在、3年で(3台出走を)実施する可能性について話し合っている」とも『Autosprint(オートスプリント)』は報じた。
さらにモンテゼモーロは、3台目を走らせるチームとドライバーについて、イタリアのメディアへ次のように加えた。
「アメリカのプライベートチームが3台目のフェラーリを走らせるところを見られたら、素晴らしいだろう。ガナッシやペンスキーを考えている」
「3台目について、われわれの心は決まっている」
「もしチームにF1を戦う資金がないのなら、GP2にいけばいい」
「トゥルーリ(ヤルノ・トゥルーリ/ロータス)のようなドライバーが、何秒も遅れているのを見るのは、残念なことだ。ヤルノのチームにフェラーリが与えられれば、彼はどれほどのことをできるだろうか」
以前は、ウィリアムズなどがF1での3台出走に反対していたが、モンテゼモーロはこう続ける。
「(F1最高権威の)バーニー・エクレストンは賛成しているし、以前は反対していたウィリアムズ(フランク・ウィリアムズ/ウィリアムズチーム代表)も今では理解している」
「ペンスキーやガナッシのようなチームが、アメリカ人ドライバーの乗ったフェラーリを走らせるなんて、素晴らしいと思わないか?」