2011年のF1には、2人のロシア人ドライバーが参戦するかもしれない。
2014年からはF1ロシアGPの開催が決まっており、ロシアのウラジーミル・プーチン首相が最近、ルノーのフォーミュラーカーを自ら走らせるなど、ロシアではF1への注目度が高まっている。また、一時はシート喪失がうわさされたビタリー・ペトロフ(ルノー)は、来季もルノーに残留する可能性が高いとみられる。
そして、ペトロフのほかにも来季のF1へ参戦することを目指しているロシア人ドライバーがいる。2010年のフォーミュラ・ルノー3.5チャンピオン、ミハイル・アレシンだ。
アレシンは、アブダビGP後に行われた若手テストにルノーから参加。小規模なチームからF1へデビューするには、1,000万から1,500万ユーロ(約11億円から約16億7,000万円)のスポンサーを持ち込む必要があると認めていた。
そして、『gzt.ru』との最近のインタビューでアレシンは、あるチームとの契約に合意したと明かしている。アレシンは、フォース・インディア、ロータス、ヴァージンと交渉を行っていると報じられていた。
「いろんな選択肢を検討しているんだけど、とても興味深い提案がいくつかある」
「話しちゃいけないことになっているから、サプライズのために話さずにおくよ。実際のところ、(F1参戦に向けた)問題は解決されているんだ」
「でも、保証されているわけじゃない。F1では、何も保証されていないからね」
アレシンはすでに、国営石油企業ガスプロムやタイヤブランドのコーディアントからサポートを受けている。