マカオのギア・サーキットで21日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の第21戦、第22戦が行われ、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)が第21戦で、ノルベルト・ミケリス(セアト・レオンTDI)が第22戦で優勝した。
ハフがポールポジションからスタートした第21戦では、マカオ名物「スタート直後の多重クラッシュ」が早くも1コーナーで発生。これにより、セーフティカーが導入された。
その後、残り2周になったところでコース上に止まったクルマがあるため、再びセーフティカー導入。そのままレースは終了し、ハフが優勝となった。日本勢では、谷口行規(シボレー・ラセッティ)の13位が最上位だった。
続く第22戦では、4番手スタートのミケリスがスタート直後にトップに浮上。ミケリスはそのままトップの座を譲ることなく、WTCCでの初優勝を果たした。日本勢は、全員リタイアになっている。
マカオでのレースを最後に、WTCCの2010年シーズンも終了。ドライバーズ選手権はイバン・ミュラー(シボレー・クルーズ)が制し、マニュファクチャラーズ選手権もシボレーが制した。