フェラーリのフェルナンド・アロンソは、ブラジルGPフリー走行3回目で9周を周回して、ベストタイムは1分19秒791で5番手。予選では、1分15秒989を記録して5番手になっている。
フェルナンド・アロンソ
「5番手は、すべてが終わったというような結果じゃないよ。今年は何度も、レッドブルの2台が前にいて、僕たちとハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)が3位を争うことがあった」
「今日はヒュルケンベルグ(ニコ・ヒュルケンベルグ/ウィリアムズ)がサプライズをもたらしてくれたね。Q3でいいラップを走ったのは彼だけだった。僕を含めて、ほかの全員が彼ほど賢い判断をできなかった。それに、ドライになっているラインがとても狭かったから、10cmタイヤが外側にいってしまったら、大きくタイムを失うような状態だった」
「こういったコンディションでは、失うものが多くて、得るものは少ないんだ。たった1つ判断を誤るだけで、予選の最終セッションに進めなくなる。明日のレースでは、自分たちの長所、特にレースペースを最大限に生かす必要がある。うまくタイヤをいたわることができれば、レースの終盤には僕たちにチャンスがあるかもしれない」
「スタートも重要になる。ライバルにとってもスタートは重要だから、彼らの動きを見つつも、順位を上げることを狙っていく。戦略としては、ヒュルケンベルグがポールになったことで、予想外な状態になっている」
「今週末の目標は、できるだけ精神的に落ち着いた状態でアブダビへ行くため、ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)とのポイント差を広げることだよ。もしそれが無理なら、ダメージを最小限にとどめることを目指す」