グランツーリスモ5、X1プロトタイプの全容を公開

2010年10月29日(金)
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グランツーリスモが、2010年の年末に発売予定の「グランツーリスモ5」に登場する、レッドブル・レーシングとの共同プロジェクト「X1プロトタイプ」の全容を公開した。

X1プロトタイプは、レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューイが協力し、レギュレーションにとらわれず、「地上最速のレーシングカーとはどんなものか」というキーワードに挑戦するため設計したクルマ。

当初は、1,500馬力のV6直噴ツインターボエンジンを搭載し、フロントホイールまでカウルで覆ったウイング構造のクルマになっていた。この時点で、最高速は時速400km以上、最大横加速度6Gというモンスターマシンになっていたという。

しかし、プロジェクトに加わったニューイが、「ファンカー」のテクノロジー導入を提案したことで、X1プロトタイプはさらなるパフォーマンス向上を果たした。

ファンカーとは、ファンを使い、クルマの底面の空気を強制的に吸い出し、とてつもないダウンフォースを得る技術。かつてF1でも導入されたものの、圧倒的な速さで開幕戦を制し、第2戦からは禁止されたという歴史もある。

「ファンカー」になったほか、ニューイからの助言を受けたことで、X1プロトタイプの空力性能はさらに研ぎ澄まされ、最高時速450km以上、最大横加速度8.75Gという、生身の人間が耐えられる限界とも言えるクルマに生まれ変わった。

グランツーリスモ5の中では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がテスト走行を担当。鈴鹿サーキットでの初走行では、F1のコースレコードを20秒以上短縮。ニュルブルクリンクのグランプリコースでは、1分4秒台という驚異的なタイムを記録している。

グランツーリスモの公式ウェブサイト上で、ニューイは次のように語っている。

「『レッドブルX1』は実用技術の最適な組み合わせが一つのデザインの中で統合した、まさに進化そのものと言える存在です。その結果は非常にスリリングでした」

「『レッドブルX1』はレギュレーションに縛られないレースの未来であると同時に、実現可能な現実でもあります。その破壊的なまでの速度とコントロール性能はセバスチャン・ベッテルによって証明されています。PS3(C)と『グランツーリスモ5』によって、私たちは未来をテストドライブすることができるのです」

また、グランツーリスモのシリーズプロデューサーである、株式会社ポリフォニー・デジタルの山内一典社長はこうコメントした。

「このプロジェクトで目指したのはテクノロジーと美意識の限界を探ることです。エイドリアン・ニューイとのセッションはリアルとバーチャルのすてきな出会いでした。プロジェクトは両者の好奇心と情熱によって駆動され、最終的に高いレベルでカーデザイン、物理シミュレーション、レースカー製作技術、ドライビングを集結させることができたと思います」

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