ブリヂストンの2010年ヨーロッパGP予選のレポート

2010年06月27日(日)
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レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が、スーパーソフト・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザタイヤを装着して、バレンシア市街地コースで行われたヨーロッパGPの予選で、今シーズン4度目のポールポジションを獲得した。

ベッテル選手は1分37秒587のタイムをマーク(このタイムは予選タイム新記録)、明日のレースは2番手につけたチームメートのマーク・ウェバー選手とグリッド最前列を分かつことになった。ボダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手が3番目のタイムを記録、地元スペインのヒーロー、フェルナンド・アロンソ選手(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)と共に2列目のグリッドに並んだ。ちなみに、ベッテル選手は今日の午前中に行われたプラクティスでも最速タイムをマークした。

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えてください。
「今日はコースの状態が時間と共に良くなり、予選のポールポジション・タイムの新記録も達成されました。午前中のセッションでは持ち込んだ2種類のタイヤの間で大きな優位性は見られませんでした。スーパーソフトはグリップ性能がより高かったのですが、ミディアムタイヤに比べてリアの安定性に欠けていたようです。午前中は気温も低く、その後コースの状態がどんどん向上したので、データの分析が難しく、そのため予選でスーパーソフトあるいはミディアム・コンパウンドがどのように使われるかが、興味ある点でした」

明日の決勝レースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「明日はかなり興味深いレース展開になると思います。スーパーソフト・タイヤがかなり優れた耐久性を発揮しているので、これまでのレースに比べてこのタイヤのスティントが長くなる可能性があります。特に、前戦のモントリオールよりかなり高い耐久性を発揮するでしょう。過去のここのレースでは追い抜きが難しかったので、路面コンディションとピットストップのタイミングがレースの勝敗を左右する要素になると思います」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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