F1日本グランプリ(GP)のレースに出走するのは、今年が初めてとなる小林可夢偉(ザウバー)。日本GPに向けてTopNewsの独占インタビューに応えた。今シーズン序盤で苦戦を味わい、シーズン中盤から少しずつポイントを重ねるまで成長した可夢偉、日本GPで集大成を見せることができるだろうか。可夢偉の走りに注目だ。
Q:シーズンが開幕する前は、ここまで苦戦するとは思わなかったと語っていました。それでは、シーズン開幕前、どの位置くらいにいけると予想していましたか。
小林可夢偉(以下、可夢偉):どれくらいいけるかは、想像していませんでしたが、こんなに後ろのほうを走るクルマではないと思っていました。
Q:イギリスGPで自己最高位タイの6位入賞、そしてハンガリーで9位入賞でポイントを獲得しています。これは、マシンのポテンシャルが上がったのでしょうか。
可夢偉:もちろん、それもありますし、それ以上にマシンの信頼性も上がったことですね。データをしっかり使えるようになりました。また、レースの戦略でタイヤの使い方も全体的に慣れてきたということもあります。最初の4戦で20周しか走っていないので、その短い距離でタイヤの使い方を覚えるのは無理です。
Q:F1ドライバーとして、自覚していることを教えてください。
可夢偉:プロらしく、できるだけ失敗しないように、自分がルーキーだっていうことに甘えないように、当たり前の仕事をするだけです。ザウバーだからチーズフォンジュを食べるとかはありませんよ。チーズフォンジュは出ませんけどね。ペーター(ペーター・ザウバー/ザウバーのチーム代表)が肉好きで、ステーキがよく出ます。でも、僕は食べないですね。
Q:ファンへメッセージをお願いします。
可夢偉:ハンガリーGPでは、今季初めて2台そろってポイントを取ることができて、チーム自体の士気が高まりつつ、これからもしっかりとポイントを取って、いいレースが2人で、できたらいいかなと思います。鈴鹿では、ぜひいいレースをしたいなと思います。応援よろしくお願いします。