フェラーリのフェリペ・マッサが、シンガポールGPを前にした心境を語った。
フェリペ・マッサ
「レースごとに状況を分析する必要があるし、できるだけ一貫性をたもつことが重要だよ。でも、この先のどのレースが僕たちに向いていて、どのレースで僕たちが苦戦するのか予想するのは、とても難しい」
「このサーキットは好きだし、2008年の予選では、素晴らしい走りができた。2番手にコンマ6秒差をつけたんだ。だから、今年も強さを発揮できるよう願っているよ」
「重要なのは、モナコにとても似ているこのコースで、新しいパーツをクルマに搭載しているということだよ。ここでは、ダウンフォースが多ければ多いほどいいんだ。僕たちの競争力は高いと思う」
「数字的には、僕にもまだ選手権を勝ち取る可能性はある。難しそうだけどね。でも、それによって僕のレースへ向けた取り組み方が変わることはない。目標は常に同じ。勝つことだよ」
「それが最高な姿勢なんだ。僕だけではなく、チーム全体にとってもね。残りのレースで、最も高い一貫性を示したドライバーがチャンピオンになると思う。今のポイントの状況や、コースの特性によって誰が最速になるのか変わるという現状を考えると、コンスタントに上位でフィニッシュすることがカギになるからね」
「こういったコースの雨は確かに心配だよ。モナコやほかの市街地コースで雨が降ったら、何が起きるか分からないからね。レースだけでなく予選でさえも、運の勝負になるだろうし、それはこのサーキットでも変わらないよ。ここでは、コース上で雨に降られたことはないけど、あらゆる可能性に備えることが重要だよ」