ポルトガルのアルガルベで19日(日)、FIA GT1世界選手権第7戦が行われ、アンドレア・ベルトリーニ/ミハエル・バルテルス組のビタフォン・マセラティが優勝した。
前日に行われた予選レースでは、ミハエル・クルム/ピーター・ダンブレック組のニッサンGT-Rがトップになっていた。ダンブレックは2番手を走行していたものの、トップを走るコルベットのマルク・ヘネリッチを抜くことに成功し、予選レースを制した。
そして迎えた決勝レース、ダンブレックはレース序盤をリードしていたが、ピットストップの際にタイヤ交換のインパクトレンチにトラブルが発生。これによって順位を落とすこととなった。これでトップに立ったのはベルトリーニ/バルテルス組のマセラティ。
終盤にはフォードGTのリチャード・ウェストブルックがトップのマセラティを追い上げたものの、マセラティはトップの座を守りきり、今季の2勝目を記録した。
2位にはトマス・ムッチュ/リチャード・ウェストブルック組のフォードGT、3位にはマルク・ヘンネリッチ/アレキサンダー・マルガリティス組のコルベットが入った。
ダンブレック/クルム組のニッサンGT-Rは4位、荒聖治/マックス・ニルソン組のニッサンGT-Rは18位だった。
ドライバーズ選手権では、トップのアンドレア・ベルトリーニ/ミハエル・バルテルス組が2位との差を広げ、チーム部門でもビタフォン・レーシングがトップの座を守っている。