ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)は、2010年シーズン最終戦までレースに出場できると自信を見せた。
ヒスパニア・レーシングでは、山本左近がイギリスGPからレースに出場。イギリスGPでシートを失ったのは、セナだった。しかし、その翌戦ドイツGPから左近は、カルン・チャンドックに代わっての出場になっている。
その左近は最近、シーズン終了まで自身がレースに出場すると語っていたものの、セナとチャンドック、どちらがシートを失うことになるのか分からないとしていた。
しかし、イタリアGPが行われているモンツァで、セナは次のように語った。
「最終戦まで僕がクルマに乗ると思っているよ」
「アブダビまで、自分の居場所はきちんと確保できている」
だがセナは、2011年シーズンについてのことがまだ決まっていないことを認めている。
「そのことも確実にしたいと思うけど、実際にはそうなっていない。すぐに(シートを)見つけられることを願っているよ」
「僕にできるのは、全力を尽くすことだけ。今までやってきたようにね。これまでの働きが、F1を続けるのに十分なものであったことを願っている」
ヒスパニア・レーシングは、資金不足に苦しんでいることから、2010年型車F110の開発も進んでいない状態だ。しかし、セナはチームの現状のネガティブな面については、深く考えないようにしている。
「理想的な状況ではないけど、その中で全力を尽くしているんだ。この状況では、それしかできないよ」
「もしネガティブな見方をしてしまうと、モチベーションを失うことになる。(2011年に)どこで走るにしろ、全力を尽くす必要がある」とセナは語った。