ピレリが2011年にF1へ供給するタイヤは、GP2に供給されるものと、ほぼ同一なものになることが明らかになった。
2011年からの新タイヤサプライヤーであるピレリは18日(水)、2011年に向けた初のF1テストを完了。ニック・ハイドフェルドが走行を担当し、トヨタの2009年型車TF109が使用されていた。
しかし、この際に装着されたプロトタイプのタイヤは、最近にGP2の車両に装着されたものと同じであったことが明らかになった。
7月にポール・リカールで行われていたGP2テストは、ピレリのF1タイヤ開発とは関連のないものだと考えられ、大きな注目を集めることはなかった。
今週にムジェロで行われたテストには、ベン・ハンリーも参加し、2011年モデルのGP2マシンを走らせていたが、こちらもピレリのプロトタイプタイヤをテストしていた。
「目標どおりに進んでおり、今回のテストでは、分析すべき大量のデータを得ることができた。まさに、われわれが望んでいた状況だ」とピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは語った。