ウイングの新テスト、ほぼ全チームに影響

2010年08月05日(木)
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ほとんどのF1チームが、ベルギーGPまでにフロントウイングの強度を上げる必要があるようだ。

F1では、走行中に大きく形状が変化するフレキシブルウイングの使用が禁止されているが、レッドブルやフェラーリのウイングは走行中にたわんでいることが確認されていた。

しかし、レッドブルもフェラーリも、統括団体FIA(国際自動車連盟)が規定した検査には合格していたことから、ベルギーGPからはウイングに対する検査が厳しくなることが各チームへ通達された。

これまでは、ウイングの翼端版に50kgのおもりを置いた状態で、10mm以上たわむことが認められていなかったが、ベルギーGP以降はこの基準が倍の100kgと20mmになるという。

これは、レッドブルやフェラーリが、50kgでの検査には合格しつつも、それ以上に大きな負荷がかかった際にウイングがたわむよう設計しているためである。

『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙は、「匿名の関係者」の話として、新テストに合格するには、ほぼ全チームがウイングの設計変更を迫られると報じた。

また、フェラーリ関係者は、「われわれは対応するが、競争力に影響はない」と語っている。

『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙はさらに、3日(火)にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1日中、シミュレーターで新空力パッケージに取り組んでいたと報じた。

「残りの7戦で、6回か7回表彰台に登ったドライバーがチャンピオンになる」アロンソはスペインのメディアへ語っていた。

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