モナコでモーターホーム組み立てを急ぐ各チーム

2010年05月13日(木)
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魅惑のモナコGP開幕を翌日に控えた12日(水)のパドックは、例年よりも魅力に欠けていた。多くのチームがまだモーターホームを完成させていなかったのだ。

今年はスペインGPの翌週にモナコGPが開催されるが、モナコGPでは木曜がグランプリ初日になるため、2つのレースの間には3日しかなく、スケジュール的にはF1史上で最も過酷な連戦になっている。

メルセデスGPとレッドブルは、スペインに仮のモーターホームを送っていたため、12日にはすでにモンテカルロでモーターホームを完成させていた。

しかし、スペインからモナコへモーターホームを移動させたチームは12日もモーターホームの組み立てに取り組んでいた。

ルノーは今年、2009年限りでF1を撤退したトヨタが使用していたモーターホームを使っているが、まだこのモーターホームの解体や組み立てのコツをつかんでおらず、12日午前の段階ではモーターホームが完成していなかった。

「24時間でチームと機材をモナコへ移動させるのはやや無謀なことだったが、木曜(13日)の午前中には準備を整えられるよう、全員が懸命に作業を続けている」とルノーのチームマネジャー、スティーブ・ニールセンは語った。

フェラーリとウィリアムズも12日には、クレーンやハシゴ、ハンマー、ドリルに囲まれながら、モーターホームの組み立てを続けている。

マクラーレンのモーターホーム“ブランドセンター”は、ガラスのパネルをはり終えておらず、「丸裸」の状態。ヴァージンでは、ゲストやチームメンバーどころか、モーターホームの壁すらない状態だった。

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