エンジンのトラブルが続き、シーズン終盤には新品エンジンが足りなくなることも懸念されているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だが、またもエンジントラブルに見舞われた。
アロンソは、バーレーンGPの決勝前にオーバーヒートのためエンジンを交換、マレーシアGPではエンジンがブローしたためにレースを終えていた。
フェラーリは、バーレーンGPの決勝で使用したエンジンを中国GPで使うと発表し、アロンソに4基目の新品エンジンを投入することは否定していたが、中国GPのフリー走行1回目で再びアロンソのエンジンにトラブルが発生した。
アロンソが使用していたのはバーレーンでオーバーヒートになったエンジンだと思われるが、フェラーリはTwitterで「このエンジンがあまりよくないのは分かっていた」と語っている。
2010年は各ドライバーとも、シーズンを通じて8基のエンジンしか使用できないことになっており、9基以上のエンジンを使用した場合は1基あたり10グリッド降格のペナルティーを受けることになる。
15日(木)にもアロンソは、新品エンジンが足りなくなることは心配していないと語り、『El Mundo(エル・ムンド)』紙も「今のところ、お祈りしているような状態だよ。初めのプランどおりにやっている」とのアロンソのコメントを掲載していた。
だが、今回のエンジントラブルにより、アロンソが中国GPで4基目の新品エンジンを投入する可能性も高まったと言えるだろう。