デレック・ワーウィック、ナイジェル・マンセル、エマーソン・フィッティパルディなどが今後、F1で4人目のスチュワードを務める予定だ。
統括団体FIA(国際自動車連盟)の会長になったジャン・トッドは、スチュワードの裁定のスピードと信用度を向上させるため、今年から経験豊富な元ドライバーをスチュワード団に加えることを決定していた。
バーレーンGPではアラン・プロスト、オーストラリアGPではトム・クリステンセン、マレーシアGPではジョニー・ハーバートがスチュワードを務めたが、プロストは来月のトルコGPでもスチュワードを務めることが決まっている。
今週末の中国GPではアレキサンダー・ブルツ、ヨーロッパシーズン開幕戦となる次戦スペインGPでは、162戦の出場経験があるワーウィックがスチュワードになる。
モナコGPではデーモン・ヒルがスチュワードになるが、現役時代に苦い思い出があるミハエル・シューマッハに対して、偏った判断をするようなことはないとヒルは語っている。
「個人的な関係よりも重要なことがある。スポーツであることが重要で、スポーツには信用度が必要だ」とヒルはコメントした。
3度チャンピオンに輝いているブラジルの英雄フィッティパルディはカナダGPで、マンセルは母国イギリスでスチュワードを務めるとみられている。