メルセデスGPは、スペインGPでマクラーレン流の「Fダクト・システム」を導入することを目指しているようだ。
マクラーレンは、モノコックに設置した小さなエアインテークから空気を取り入れ、その空気をリアウイングのすき間へ流すことにより、空力的な効果を得ているとされる。
オーストラリアGPでは、レースで使うことはなかったものの、ザウバーが同様のシステムをテストし、ウィリアムズは中国GPで導入することを目指していると明かしていた。
だが、今年はシャシーが認証制になっているため、メルセデスGPはこのシステムの導入に苦戦しているとの報道もあった。
しかし、メルセデスGPは克服できないような問題を抱えていないと語るノルベルト・ハウグ(メルセデス/モータースポーツ責任者)のコメントを『Bild(ビルト)』紙が掲載した。
「数チームがこれに取り組んでおり、われわれも取り組んでいる」
「おそらくわれわれは、5月9日(日)のバルセロナでのレースに持ち込むだろう」とハウグは語った。
ルノーはすでに、このシステムの導入を否定しているが、フェラーリ、フォース・インディア、レッドブルなどが導入に向けて取り組んでいるとみられる。