レッドブル系2チームのリザーブドライバーが、レースごとに交代していくことはないようだ。
レッドブルはダニエル・リチャルドとブレンドン・ハートレイがレッドブルとトロ・ロッソのリザーブドライバーになり、「1戦ごとに」交代していくと発表していた。
この発表は当初、あるレースではリチャルドがレッドブルのリザーブになり、ハートレイがトロ・ロッソのリザーブになった場合、次のレースではリチャルドがトロ・ロッソ、ハートレイがレッドブルのリザーブになるという意味だと解釈されていた。
しかし、グランプリ中にこの2人はレッドブルとトロ・ロッソを自由に行き来できるものの、2010年シーズンを通じてリチャルドがレッドブルのリザーブになることを、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコが明かした。
そのためハートレイは、シーズンを通じてトロ・ロッソのリザーブを務めることになる。
「グランプリの週末、ジュニア(ドライバー)たちはPRの仕事をこなし、レッドブルのゲストのもとを訪れ、技術ミーティングにも出席する」
「両チームでの作業の進め方が少し異なっているため、彼らが交代していっても意味はない」マルコはこう『motorline.cc』へ語った。
だが、レッドブルのリザーブドライバーになっているリチャルドが優先されているとみられ、もしトロ・ロッソのドライバーがレースに出場できない場合も、リチャルドが代役になるとの見方が強い。
そのため、ハートレイがレースドライバーの代役として実際に起用される可能性は低いとされている。