クルサード、新規チームへの不安を語る

2010年03月09日(火)
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デビッド・クルサードが、2010年にデビューする3つの新規F1チームに懸念を抱いていると明かした。

F1で約250戦に出場し、13勝を記録しているクルサードだが、ヴァージン、ロータス、ヒスパニア・レーシング(HRT)といったチームの「水準」には、「大いに」心配させられると語った。

クルサードは『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙のコラムの中で、新チームを痛烈に批判して非難を浴びたフェラーリに同情している。

「フェラーリの視点にある程度の共感を抱いていると認めるよ」

「F1は学校じゃない。準備を整えて来ようと、失敗しようと、ここは世界のモータースポーツの最高峰だ」

「予算制限のもとで参戦したあとにゴールポストを動かされたからといって、泣き言を言っても無駄だよ。FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)が制限を認めたことなんてない」

さらにクルサードは、USF1が参戦に失敗し、参戦を目指していたステファンGPからは批判的な声明が出され、実際にクルマを走らせもしないままカンポスがHRTになったことなど、新チームがまだ成熟していないことに不安を感じるとも加えた。

これらはすべて、「F1にとって最悪な広告塔」になったと語りながら、クルサードはさらに続けた。

「みんな頭がおかしくなったのか? F1が危険なスポーツであることは間違いないのに、金曜にプラクティスを走らせただけでレースさせるなんて、まったく無責任なことだ」

「もし新チームが問題なくバーレーンを乗り切ったとしても、そうなることを願っているけど、それでもペース面では大差をつけられるだろうね」

HRTは12日(金)のフリー走行で初めてクルマを走らせることになるが、ドライバーであるルーキーのブルーノ・セナとカルン・チャンドックに対し、クルサードは次のようなアドバイスを送った。

「できるだけ速く走ること」

「F1で最も危険なことは、レーシングラインをゆっくり走ることだ」

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