今年でF1へのタイヤ供給を終了すると発表しているブリヂストンだが、タイヤ供給を続けるように説得されているようだ。
ブリヂストンは1997年からF1に参戦し、2007年からは唯一のF1タイヤサプライヤーになっているが、昨年に今シーズン限りでの供給終了を発表している。
ブリヂストンの後継サプライヤーとしては、クムホやハンコックなどの名前が指摘されているが、『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』によると、両社とも実際に参戦が実現する可能性は低いという。
各チームは2011年以降のタイヤに関する状況を「非常に懸念」しているようで、ブリヂストンをF1に残留させるために、ブリヂストンの必要経費を削減するための話し合いが行われているとのこと。
『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』は、ブリヂストンの現在の年間経費は5,500万ユーロ(約67億円)だと報じている。
2010年に向けては、タイヤに関するルールが改正されており、各ドライバーがグランプリ中に使用できるドライタイヤの数が14セットから11セットに削減された。
またミシュランのスポークスマンは先日、「燃費節約やCO2削減」におけるタイヤの役割を示せるようなルールに改正されれば、「復帰を検討する可能性もある」と語っていた。