アルゼンチンのサンルイスで5日(日)、FIA GT1世界選手権最終戦が行われフレデリック・マコウィッキ/ヤン・クライレイ組のアストンマーチンDB9が優勝。マセラッティMC12のアンドレア・ベルトリーニ/ミハエル・バルテルス組がタイトルを獲得した。
予選では、今回のレースに急きょ参加したホセ・マリア・ロペスと組んだシュテファン・ミュッケのアストンマーチンDB9がポールを獲得。ベルトリーニ/バルテルス組は3番手になっていた。
そして5日に行われた予選レース。ベルトリーニ/バルテルス組が接触によって後退、最終的には12位で予選レースを終えたものの、選手権2位につけていたアストンマーチンDB9のトマス・エンゲ/ダレン・ターナー組が決勝レースで逆転することは不可能になり、ベルトリーニ/バルテルス組のタイトル獲得が決定した。
その後に行われた決勝レースでは、予選レースを制したマコウィッキ/クライレイ組がそのままトップでチェッカーを受けた。2位にはトマス・ムッチュ/リチャード・ウェストブルック組のフォードGT、3位にはクリビオ・ピッチオーネ/ジョナサン・ヒルスキ組のアストンマーチンDB9が入った。
ニッサンGT-R勢では、荒聖治/マックス・ニルソン組の13位が最高位だった。
この結果、ドライバーズ部門のチャンピオンになったベルトリーニ/バルテルス組が所属するビタフォン・レーシングが、チーム部門でもタイトルを獲得した。