フランスのポール・リカールで4日(日)、FIA GT1世界選手権の第4戦が行われ、アンドレア・ベルトリーニ/ミハエル・バルテルス組のマセラティMC12が優勝した。
前日に行われた予選レースをポールポジションからスタートしたバルテルスだったが、クリストファー・ハーゼのランボルギーニに抜かれ、2番手に後退。しかしその後、バルテルスはハーゼを抜き返すことに成功し、トップに立った状態でピットストップを行った。そして、バルテルスからドライバーを交代したベルトリーニは、トップのまま予選レースを終えた。
4日のレースでは、ベルトリーニがスタートでポジションを落としたものの、トップに立ったランボルギーニがジャンプスタートと判断されペナルティーを受け、ベルトリーニがトップの座を取り戻す。その後、後続でクラッシュがあったこともあり、ベルトリーニ/バルテルス組がそのまま優勝した。
2位に入ったのは、スモー・パワーGTのニッサンGT-Rに乗るミハエル・クルム/ピーター・ダンブレック組。3位にはアルトフリッド・ヘーガー/アレキサンダー・マルガリティス組のトリプルHマセラティMC12が入った。
予選レースと決勝で優勝したベルトリーニ/バルテルス組が選手権のトップに立っている。マテック・フォードGTのロメ・グロジャン/トマス・ムッチュ組が選手権2位で、トップとのポイント差は15ポイントとなった。