ロータス、チーム名の新案が浮上

2010年11月22日（月）

2010年にロータス・レーシングとして参戦したチームが来季、「プロトン・1マレーシア」というチーム名になる可能性が浮上した。

ロータス・レーシングは、イギリスのグループ・ロータスから名称の使用許可を得て、「ロータス」の名をチーム名に冠していたが、その使用許可は今シーズンまでになっている。

そのため、ロータス・レーシングのチーム代表トニー・フェルナンデスは、グループ・ロータスが管理していなかった「チーム・ロータス」の名称権を獲得。2011年はチーム・ロータスとして参戦することを発表した。だが、これにグループ・ロータスが反発し、現在は法廷での手続きが進んでいる。

また、グループ・ロータスが、ルノーF1チームと提携してF1へ参入することを目指しているとみられることから、フェルナンデスのチームが来季も「ロータス」の名を使うのは困難だとされている。

そんな中、イギリスの地方紙『The Advertiser（アドバタイザー）』が、チーム名の新案を掲載した。それが今回浮上した「プロトン・1マレーシア」だ。

コンストラクターズ選手権で10位になり、分配金を獲得する権利を得たロータスだが、チーム名を変更した場合は、分配金を受け取れない可能性がある。そこで、グループ・ロータスの親会社であるプロトンがスポンサーになることで、ロータス・レーシングが逃すことになる分配金を埋め合わせ、グループ・ロータスが2011年に「ロータス・ルノー」としてF1に参入することを可能にするというものだ。

フェルナンデスのチームは、「参戦初年度に獲得した10位をもとに、マレーシアのフラッグシップ・コンストラクターになる」と報じられている。