グループ・ロータスがインディカー参戦、F1 でのチーム名問題は？

2010年のF1にロータス・レーシングとして参戦したチームが、2011年のチーム名問題でさらに苦しい立場に追い込まれた。

トニー・フェルナンデス率いるロータス・レーシングは、イギリスのグループ・ロータスから名称の使用許可を得て、ロータス・レーシングの名でF1へ参戦していた。しかし、その名称使用許可は今シーズン限りになっている。

そのため、フェルナンデスはグループ・ロータスが管理していなかった「チーム・ロータス」の名称権を獲得。来季はチーム・ロータスとして参戦すると発表したものの、これにグループ・ロータスが反発し、現在は法廷での手続きが進んでいる状態だ。

その一方、グループ・ロータスはルノーF1チームと提携してのF1参入を目指しているほか、2012年からインディカーシリーズへエンジンとボディワークを供給する計画を発表した。

また、グループ・ロータスは2011年からGP2への参戦も予定しており、フェルナンデスは「ロータス」の名をF1で使えない可能性が高まっている。

「プロトン（グループ・ロータスの親会社）のF1参戦に向けた動きについてはコメントしたくない。だが、彼らの動きは間違いなく、チーム名に影響を与えるだろう」

「現状でわれわれは、あらゆる可能性に備えながらチームの準備を進めている。われわれも（2011年）シーズン開幕を迎えるのは間違いない」とロータス・レーシングのリアド・アスマットCEOは『Star（スター）』へ語った。

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