イタリアの大臣、フェラーリ会長の辞任を要求

2010年11月15日(月)
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アブダビGPでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が王座を取り逃がした責任を取り、ルカ・ディ・モンテゼモーロはフェラーリ会長の職を退くべきだ。

こう感情的に訴えたのはロベルト・カルデローニ。問題発言で話題になることの多いイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相の内閣で大臣を務める人物だ。

アロンソは選手権トップの状態で最終戦アブダビGPを迎え、予選で3番グリッドを獲得。自身3度目の王座獲得に王手をかけたかに思われた。しかし決勝では、選手権2位のマーク・ウェバー(レッドブル)がレース序盤にピットイン。これに反応したフェラーリは、アロンソもレース序盤にピットインさせた。

レースはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝。しかし、アロンソも4位以上になればチャンピオンになれるという状態だった。だが、レース序盤にピットインするという戦略が裏目に出てしまい、アロンソは7位に。ベッテルが史上最年少での王座獲得を果たすことになった。

「卓越したアロンソの才能をもってしても、フェラーリはすでに勝ち取っていたような選手権を取り逃がした」

「われわれは、この非常識な作戦を大きな恥だと思っており、彼(モンテゼモーロ)は有罪だ」

「彼はこれ以上フェラーリに危害を加えないようにするため、即座にマラネロ(フェラーリ本拠地)を去るべきだ。夕方までに彼が辞職してくれることを期待している」とカルデローニは語った。

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