セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
テレビ用記者会見:
Q:セバスチャン、重要なタイミングで貴重なポールポジションを獲得しました。史上最年少チャンピオンを手にするために、最高のチャンスをつかみました。
セバスチャン・ベッテル(以下、ベッテル):そうだね、ポールからスタートする以上に良いことはない。タフな予選セッションだったし、コンディションがトリッキーになるだろうってことは予測していた。夜になると、少し気温が下がるからね。昨日の午後、夕方以降のフリー走行では良くなくて、100%満足していなかった。今日は、ポールを狙えるくらいに進歩したから、大きく前進できたと思う。特にルイス(ハミルトン/マクラーレン)とは超接戦だった。結局のところ、2回のアタックをやった方がいい選択だったのかもしれないね。終盤、サーキットの路面状況が急激に改善したことにはびっくりしたけれど、最後に出ていってやり遂げたよ。今日はチーム全体が、本当にいい仕事をしてくれた。厳しいセッションだったから、今は明日が楽しみだよ。
Q:今季10回目となるポールポジションでした。ものすごい一年でしたね。
ベッテル:そうだね、間違いないね。この間、何人かのドライバーがシーズンにどれくらいのポールを獲得していたのか、数字を見てみたんだ。セナ(アイルトン・セナ)、プロスト(アラン・プロスト)、マイケル(ミハエル・シューマッハ)のものをね。彼らはみんな年間10回以上の記録があって、僕はトップじゃなかったね。来年はもしかしたらいけるかもしれない。でも、今回も本当にすごい予選だったよ。問題は起きなかったし、マシンはずっと競争力が高かった。本当にうれしいよ、1年の予選で10回のポールは素晴らしい結果だ。僕たちのマシンがどれだけ優れているかを示したね。
Q:ルイス、予選Q2セッションではフェリペ・マッサ(フェラーリ)との接触寸前など、何度かヒヤヒヤさせられる場面がありました。Q3では、十分ではなかったでしょうか?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):今日は僕たちにとってはるかにいい週末だったよ。または、いい週末をスタートできた。チームはマシンのパーツを改良してくれて、素晴らしい仕事をこなしてくれた。そのおかげで今週末はずっと競争力を発揮できていると思う。本当にいい気分だよ。僕たちは失うものがない。すべてが前進になる。僕たちはとても落ち着いているし、とてもハッピーだよ。ジェンソン(バトン/マクラーレン)も素晴らしい走りをしたよね。明日、フェラーリよりも多くのポイントを獲得するという目標を持っている。僕は、ポジションに不満はないよ。
Q:今日のような状況で、プレッシャーがないのは、どれだけ助けになっていますか。
ハミルトン:かなりね。2007年と2008年の最終戦は本当に信じられないくらいのプレッシャーを感じていたけれど、今週末は、かなり違うよ。僕はとにかく楽しもうと思っているし、ドライブを楽しんでいる。そして、明日も楽しみだ。
Q:フェルナンド、最後の最後までトップ3に入っていませんでした。何か、プレッシャーがあったのでしょうか。あなたが抱えていたプレッシャーについて教えてください。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):うーん、誰にとってもタフな予選だったのは明らかだよ。Q2もQ3も順位は変わり続けた。Q3が終わるまで自分がどれだけコンペティティブなのか、分からない。最初のアタックはいいとは言えないね。最初のセクターでトラフィックに引っかかった。2セット目のタイヤはもう少しポテンシャルがあると分かっていたんだ。だから、限界までプッシュして3番手に入ったよ、満足している。昨日はセットアップでいい仕事ができたと思っているし、レースペースや予選ペースもいい感じだった。今日の予選は僕たちにとっては良かったと思う。あともう1日を完ぺきに過ごすだけだよ。
Q:チャンピオンシップを考えると、今はこのポジションをどれだけ強力だと思っていますか。
アロンソ:2日前、最初のフリー走行の前と状況はほとんど変わっていない。自分たちは状況を分かっている。4人のチャンピオン候補者がいるだけだ。すべては明日のレース次第で決まるし、レースでは何が起きるか分からないよ。この2、3レースでも変化したしね。韓国ではレッドブルが本当に強かったけれど、メカニカルトラブルでレースを走り切れなかった。ブラジルではフェリペもそうだったけれど、メルセデスGPのピットストップで問題があったから、レースの状況になれば何が起きても不思議ではない。トラブルなく55周を走り切らないといけないんだ。誰にとって厳しく、長いレースになると思う。でも、現時点で僕たちがいるポジションは本当に強力だと思っている。
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