F1最終戦アブダビGPで、モスクワ銀行のロゴがルノーのマシンR30に掲出される。
赤と黒のロゴがノーズと翼端版に掲出される予定のモスクワ銀行。エネルギー会社のモセネルゴ、石油会社のスルグトネフテガス、ルクオイル、さらに投資銀行のベアー・スターンズとゴールドマン・サックス、そしてロシアの資本家などがモスクワ銀行の株式を保有している。
今回のニュースは、ルノーに所属するロシア人ドライバー、ビタリー・ペトロフの残留が実現に近づくことを示唆するものにも思われる。
だが、実際はそうではない。ルノーは、新たなスポンサーを迎えるわけではないのだ。
アブダビではアルコールの広告宣伝が禁止されていることから、ルノーのスポンサーであるウオッカブランド、フラグマンは今週末、ロゴをクルマに掲出できない。
そのため、フラグマンの親会社であるモスクワ銀行のロゴが掲出されるようだ。