2010年F1ブラジルGP金曜プラクティス1回目、セッションレポート

2010年11月05日(金)
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2010年F1第18戦ブラジルGPが11月5日(金)、インテルラゴス・サーキット(1周/4.309km)で開幕し、現地時間10時(日本時間21時)から90分間、プラクティス1回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温26℃、路面温度は30℃。各車がインストレーションラップを終えると、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が1分27秒台のタイムを記録したのみで、多くのクルマがガレージにとどまった。マクラーレン勢などがコースインはするものの、タイム計測は行わなかった。

その後、開始約30分でブエミが再びコースインし、1分21秒台のタイムを記録したが、走行を開始したビタリー・ペトロフ(ルノー)が1分20秒台のタイムを記録してトップに立った。その後もペトロフがタイムを更新しながら周回を重ねる中、ほかのドライバーも続々と走行を開始した。

開始約45分、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が1分13秒台のタイムを記録してトップに。しかしその直後、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)がシューマッハのタイムを上回り、トップの座を奪った。

その後、トップチーム勢が本格的に走行を始めると次々にトップタイムが更新されていき、残り約30分の段階ではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ。ベッテルだけが1分12秒台のタイムを記録している。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がベッテルのタイムを約コンマ1秒更新したものの、ベッテルがさらにタイムを更新。ベッテルがトップの座を守った。マーク・ウェバー(レッドブル)は3番手につけているが、ベッテルからは約コンマ8秒遅れになっている。

残り約25分、1コーナーへのブレーキングでハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)がスピン。コースオフしたものの、クラッシュすることなく走行を再開している。また、残り約20分でマーク・ウェバー(レッドブル)がタイムを更新して2番手に、これでレッドブルの1-2体制となった。

残り10分をきったところで、ターン6でバランスを失ったペトロフがタイヤバリアにクラッシュ。クルマの損傷が大きく、ペトロフはその場でクルマを降りた。ペトロフに大きなケガはなさそうだ。

セッション終了直前にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がコース脇にクルマを止めた。アロンソは自らクルマを止めており、何らかのトラブルが発生したと思われる。また、小林可夢偉(ザウバー)はターン6でスピンしてコースアウト。ランオフエリアに止まった可夢偉のクルマは左リアタイヤがパンクしており、これがスピンの原因だとみられる。

結局、セッションはベッテルがトップのまま終了。ウェバーが2番手に入ったことでレッドブルの1-2となった。

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