ルノーのロバート・クビサが、ブラジルGPを前にした心境を語った。
Q:ロバート、韓国について振り返ってください。レースはいかがでしたか?
クビサ:僕にとっては、2つに分かれたレースみたいだったよ。前半部分はとても難しかった。全体的なグリップに大きな問題を抱えていたし、クルマをコース上にとどめるのに苦戦していたからね。後半部分では、僕のタイヤがまわりのクルマよりもいい状態になった最後の10周か15周で大きく順位を上げることができた。
クビサ:5位でレースを終えることができたよ。僕たちの努力に報いる結果になった。もちろん、もっと競争力が高いに越したことはないけど、レースのスタート時に問題を抱えていたのに、最終的には大量にポイントを獲得できたことには満足するべきだろうね。
Q:今週末に、R30(ルノーの2010年型車)はインテルラゴス(ブラジルGP)でどういったパフォーマンスを見せると思いますか?
クビサ:ブラジルは少し変わったコースで、パフォーマンスを予測するのはとても難しいんだ。最終コーナーを抜けると、長いストレートがあって、Fダクトが大きな効果を示すと思う。それに、エンジンのパワーも重要になるね。
クビサ:でも、天候のせいでクジ引きのようになる可能性もあると思う。この時期のブラジルは、天候が不安定だから、2009年のようにウエットになる可能性も高い。雨が降ると、路面のグリップがとても低くなるから、クルマのバランスを完ぺきにするには、運も必要なんだ。
Q:ブラジルでいいセットアップにするカギは何ですか?
クビサ:長いストレートと上り坂の区間があるから、セットアップは難しいコースだよ。最高速を上げるか、それともダウンフォースを増やしてコーナーでタイムを稼ぐか選ばないといけないから、この2つのバランスをうまく取るのが難しいんだ。
クビサ:すべてがそろったコースという感じだね。低速区間も高速区間もあって、昔ながらのコースになっているから、タイムを稼げる場所が多いんだ。でも、さっきも言ったように、バランスやクルマのセットアップをすべてうまくまとめるのは難しい。
Q:ブラジルGPの決勝日は、毎年素晴らしい雰囲気になります。ブラジルでのレースの思い出を教えてください。
クビサ:グランドスタンドがとても近いから、ファンがすぐ近くにいるんだ。それで、グリッドではとても特別な気分になる。彼らのうち、95%はブラジル人を応援しているんだけど、それでも素晴らしい雰囲気だよ。
クビサ:去年はいい成績を残せた。とても驚きの結果だったよ。今年それを再現するのは難しい。でも、さっきも言ったけど、インテルラゴスでは天候によって左右されることもあるから、何が起きてもおかしくない。