2012年か2013年からF1を開催することで合意したローマだが、実際にレースが開催されることなく計画が頓挫する可能性もあるようだ。
F1の最高権威バーニー・エクレストンとローマが、エウル地区でレースを開催する5年契約を結んだと先月に報じられた。ローマでのF1開催に向け、唯一の障害になるのはエウル地区の住民からの合意を得ることだと言われていた。
しかし、イタリアの国営放送『Rai(ライ)』や『ANSA通信』などイタリア国内での報道によると、先月に署名されたのは、基本合意書のみであったようだ。
ローマ市長ジャンニ・アレマンノは、「統計によると、圧倒的な数ではないにしろ、大多数のローマ住民が支持していることが示されている」と語り、基本合意書が失効する年末までに計画を継続するか決めると語った。
ローマでのF1開催については、長年イタリアGPを開催してきたモンツァが反対している。