2010年韓国GP予選の詳細レポート

2010年10月23日(土)
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2010年F1第17戦韓国GPが10月23日(土)、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.621km)で2日目を迎え、14時(日本との時差なし)からQ1、Q2、Q3、3つのセッションでなる公式予選が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

セッション開始時の天候は曇り、気温22℃、路面温度は28℃。予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。Q1では、ロバート・クビサ(ルノー)やジェンソン・バトン(マクラーレン)などが、コース上の混雑を嫌ったためか、ほかのドライバーとは走行するタイミングをずらしていた。

Q1で大きな波乱が起こることはなく、新規チーム6台とビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)がここで脱落した。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下のとおり。

18位ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、19位ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、20位ティモ・グロック(ヴァージン)、21位ヘイキ・コバライネン(ロータス)、22位ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、23位山本左近(ヒスパニア・レーシング)、24位ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)。

Q1のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)。

予選Q2は15分間の戦いになり、11位から17位のドライバーがここで予選を終える。セッションが始まると、ザウバーの2台を除く全車がコースイン。予選中も路面の状態は改善していき、開始約5分でフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分36秒台のタイムを記録。その後、ほかのドライバーも次々に1分36秒台のタイムを記録した。

ザウバーの2台以外が1回目の走行を終えた段階では、ベッテルがトップ、ウェバーが2番手でレッドブルの1-2。アロンソが3番手につけている。ザウバーの2台は、残り約6分になったところでコースインした。

小林可夢偉(ザウバー)は周回を重ねるごとにタイムを更新していったものの、惜しくもQ3へ進出できるトップ10のタイムには届かず。チームメートのニック・ハイドフェルドとともに、ここで脱落となった。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下のとおり。

11位ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、12位小林可夢偉(ザウバー)、13位ニック・ハイドフェルド(ザウバー)、14位エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、15位ビタリー・ペトロフ(ルノー)、16位ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、17位セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)。

Q2のトップ5は、マーク・ウェバー(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。1回目の走行でアロンソが1分35秒台のタイムを記録。これでトップに立った。しかし、2番手につけるベッテルとはタイム差がコンマ1秒以下の接戦になっている。

2回目の走行では、まずウェバーがタイムを更新して2番手に浮上。しかし、トップのアロンソもタイムを更新し、2番手との差を広げた。だが、セッション終了直前にベッテルがタイムを更新しトップに立った。その直後、ウェバーもタイムを更新したものの、ベッテルのタイムには届かず。

そのまま予選は終了し、ベッテルが今季9回目のポールポジションを獲得。ウェバーとともにレッドブルによるフロントロー独占を達成した。

Q3の結果は以下のとおり。

1位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2位マーク・ウェバー(レッドブル)、3位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、6位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、8位ロバート・クビサ(ルノー)、9位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、10位ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)。

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