夜のとばりが下りるにつれ、シンガポール上空には嵐のような雲が垂れ込めてきた。
今週末に何度か見られたように、レースがスタートする前にある程度の雨が降った場合、確実に路面はぬれたままレースがスタートすることになる。
「路面が乾くのはとても遅いんだよ。こんなの僕のキャリアの中でも見たことがない」とマーク・ウェバー(レッドブル)は語っている。
シンガポールGP決勝が行われる26日(日)の日中には、好天に恵まれていたシンガポール。しかし、レース開始まで3時間になった段階で、風も強くなり始め、雨粒が落ち始めていた。
長距離レーダーでは、雨が確認されているが、パドックではドライのレースになるとの見方が大勢を占めている。
「もし雨が降れば、路面が乾くことはないよ。かなり時間がかかるからね」とルイス・ハミルトン(マクラーレン)もコメントしていた。