山本左近(ヒスパニア・レーシング)がシンガポールGPを欠場したのは、やはり単なる食中毒ではなかった可能性が高い。
ヒスパニア・レーシング(HRT)は24日(金)、左近が食中毒に見舞われたため、シンガポールGPを欠場し、リザーブドライバーのクリスチャン・クリエンが代役として出場することを発表した。
左近が日本GPに出場できるのか注目が集まっているが、HRTのチーム代表コリン・コレスは、「そうなると思っている」とのコメントを残した。
だが、もう1つ注目を集めているのが、クリエンのレース復帰とともにHRTのクルマに掲載された新スポンサーのロゴだ。
シンガポールGPを戦うHRTのクルマには、「アップシンス」のロゴが掲載されている。アップシンスは、オーストリア西部フォアアールベルクで生まれたアルコール飲料のブランド。クリエンもオーストリア西部の出身である。
「直前になってアップシンスのようなパートナーを獲得できてよかったよ」とクリエンは語る。
クリエンがF1の実戦に参加するのは2006年以来のことだが、25日(土)に行われた予選では、チームメートのブルーノ・セナに1秒以上の大差をつけて勝っている。