ヒスパニア・レーシング(HRT)からブラジルGPに出場したクリスチャン・クリエンが、最終戦の舞台アブダビに向かった。
シーズン途中から、山本左近がHRTから出場していた。しかし、ブラジルGPでは、クリエンがシンガポールGP以来となるレース出場を果たし、予選でチームメートのブルーノ・セナを上回る活躍を見せた
決勝直前、グリッドへ向かう途中でトラブルが発生し、レースは4周遅れのスタートになっていたものの、チーム代表コリン・コレスは、「ほかの新規チームのペースに簡単についていった」とクリエンを称賛していた。
アブダビへ向かったクリエンだが、再びレースに出場できるのか分からないという。
「そう願っているよ。でも、質問してさえいないんだ」とクリエンは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』へ語っている。
だが、クリエンはすでに将来のことを見据えており、HRTが2011年はウィリアムズのギアボックスを使用し、新たな出資者を迎えたとのニュースを歓迎している。また、2011年のHRTがトヨタの2010年型車をもとにしたクルマで戦うとの報道もある。
「いずれにしろ、2011年のこのチームは魅力的になるよ」とクリエンは語った。