ザウバーが、GP3チャンピオンに輝いたエステバン・グティエレスと、2011年のテスト兼リザーブドライバー契約を結んだと発表した。
グティエレスはすでに昨年、まだチームオーナーがBMWだった時代のザウバーから、若手テストに参加しており、今季はザウバーの育成ドライバーになっていた。
グティエレスの起用について、ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは次のように語った。
「エステバンは、あの年にしては非常に成熟しており、今シーズンは育成ドライバーとして多くの時間を彼と過ごせたことに大変満足している。チームは、GP3で知的なパフォーマンスを見せる彼を応援していた」
「われわれは、彼が力強く成長し続けると確信している。彼の謙虚な姿勢と、学びたいという熱い願望によって、チーム内でも彼は人気者になっている」
グティエレスは今シーズン、育成ドライバーとしてザウバーのガレージに入っており、チーム無線を聞き、技術ミーティングにも参加していた。将来のF1レースシート獲得に向け、大きなチャンスを得たグティエレスは、こうコメントしている。
「(ガレージにいたことで)F1チームのプロフェッショナリズムや、実際の作業についてたくさん学ぶことができた。しかも9月の上旬には、チームのレースドライバー2人と一緒に、トレーニング・キャンプにも参加することができたんだ。F1は僕の目標だし、僕自身と僕の才能を信じてくれたペーター・ザウバーに、心から感謝している」