先日、ペドロ・デ・ラ・ロサが、ザウバーのシートを喪失するといううわさが出た。
12日(火)のイタリアGP決勝後、現在ピレリタイヤの公式テストドライバーを務めるニック・ハイドフェルドがシンガポールGPから小林可夢偉(ザウバー)のチームメートとして、ザウバーのマシンC29に座るだろうと報じられた。
デ・ラ・ロサとペーター・ザウバー(チーム代表)は、コメントを発するのを拒否している。
ドイツの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』と『SID』通信は、ハイドフェルドのマネジャー、アンドレ・ソイヤーツァイトのコメントを掲載している。「私が言える唯一のことは、私から何も言うことができないということだ」
33歳になるハイドフェルドは、先週末モンツァで開かれたイベントに出席していた。ピレリでの役割を担っているハイドフェルドが、F1パドックに求められている人物であることは確かだ。
「手助けをしているのは明らかなことだよ」とハイドフェルドが語った。ハイドフェルドは、来季のF1タイヤをテストしている唯一のドライバーである。
「お金のためにテストをしていない。2011年にコクピットへ戻る可能性があることは、秘密ではない。それ(知識)は、多くのチームにとって価値のあることだと思うよ」とハイドフェルドが付け加えた。