レッドブルが、フロントウイングの翼端版のあたりのみをたわませているという意見は、的外れなのかもしれない。
F1では、走行中に大きく形状が変化するフレキシブルウイングの使用が禁止されているものの、フェラーリやレッドブルのフロントウイングは、走行中に大きくたわんでいた。
これに対し、マクラーレンやメルセデスGPなどが統括団体FIA(国際自動車連盟)に圧力をかけた結果、次戦ベルギーGPからはウイングの強度検査が強化されることになった。
レッドブルやフェラーリは、大きな負荷がかかったときにのみ、ウイングがたわむよう設計しているとみられることから、ベルギーGPからはウイングの検査時にかける負荷が50kgから100kgに引き上げられるとのことだ。
しかし、どうやらレッドブルは、非常に複雑な仕掛けを採用しているようだ。
「とてもクレバーだよ」
「僕たちも理解しないといけない。できるだけ早い段階でね」とジェンソン・バトン(マクラーレン)は5日(木)に『Telegraph(テレグラフ)』へ語っていた。
フェラーリがレッドブル並の速さを見せたドイツGP以降、たわんでいるウイングの写真が出回っている。