ブリヂストンの2010年ハンガリーGP予選レポート

2010年08月01日(日)
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ハンガロリンクで開催されたハンガリーGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が、1分18秒773というセンセーショナルなタイムで4戦連続のポールポジションを獲得した。

1分18秒台のタイムを記録したのはベッテル選手ひとり。明日のハンガリーGP決勝で彼の隣のフロントローに並ぶのはチームメートのマーク・ウェバー選手。午前の練習セッションではウェバー選手が最速タイムを記録した。

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「昨夜の雨とサポートレース中に路面にまかれたオイルで、午前中の路面は、昨日の走行終了時よりも良くありませんでした。しかし、予選のスタート時には路面は良くなっており、セッション中を通じて、記録を破るペースが見られるほど向上を続けました。レッドブルの2台がとても速く、特に最後の2セクターが速かったです。スピードトラップでの彼らのスピードはライバルほど速くありませんので、ハンガロリンクの14コーナーを通して、彼らがタイヤの性能を最大限に引き出していたことがわかります」

明日のレースでは、どのような戦略が考えられますか?
「どちらのコンパウンドも、ここハンガリーではとても高い性能を発揮しています。スーパーソフトにもそれほどの性能低下は見られませんので、タイヤの性能という点では、明日はさまざまな戦略が可能です。ここは1周の距離がかなり短いので、トップグループはかなり早く渋滞に遭遇することになると思います。これも、ピットストップのタイミングを決めるもうひとつの要素です。明日のレースを11番手からスタートするバトン選手は、今年は何度もとても良い戦略を使ってレース中にポジションを上げていますので、彼がこのレースにどんな戦略を使うかが興味深い点です」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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