2011年F1、ホイール脱落の対策を強化

2010年07月29日(木)
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F1が、クルマから脱落したホイールが飛んでしまう問題への対処を強化する。

昨年には、クラッシュしたほかのクルマから外れたホイールが頭部に激突したため、F2ドライバーのヘンリー・サーティースが亡くなっていた。

今年のF1ドイツGPでも、予選中にビタントニオ・リウッツィがクラッシュした際、クルマから外れたホイールがコース上でバウンドし、間一髪のところでティモ・グロック(ヴァージン)がこのホイールをよけるという場面があった。

「ブレーキを温めるため、モトドローム(インフィールド区間)でリウッツィとの間を空けていてよかったよ。そうでなければ、彼のすぐ後ろを走っていたことになるからね」とグロックは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ語る。

また、今年のモナコGPの際には、フリー走行中にクラッシュしたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のクルマからもホイールが外れていた。

さらに中国GPでは、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)のクルマでサスペンションが壊れ、前輪が左右とも外れ、コース外へ飛ぶという事故が起きている。

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