フェリペ・マッサ(フェラーリ)が、昨年に経験した壮絶なクラッシュで速さを失ったとの憶測を否定した。
2008年シーズンに、あとわずかのところでタイトル獲得を逃したマッサだが、2009年シーズン前半戦は当時のチームメート、キミ・ライコネンを上回る活躍を見せていた。しかし、ハンガリーGPの予選で大クラッシュに見舞われ、後半戦のほとんどを欠場した。
マッサは2010年シーズンに復帰したものの、新チームメートであるフェルナンド・アロンソよりも苦戦しており、ポイントでもアロンソに31ポイント差を付けられている。
だが、今季の不調と昨年のクラッシュが関係あるのか質問されると、マッサは『Globo(グローボ)』へ次のように答えている。
「それは別々の問題だよ」
「今シーズンは、予想していたよりも少し状況が悪くなっているけど、その理由は分かっている。事故が理由ではなくて、僕はタイヤに問題を抱えているんだ」
「僕は以前と何も変わっていない。すべてが正しい方向に向いてくれば、僕もタイトルを争えると思っている」