怒り、悔しさ、そして歓喜。さまざまな感情を味わったイギリスGPを終え、マーク・ウェバー(レッドブル)はチーム首脳陣との話し合いを希望している。
イギリスGPで優勝したウェバーだが、10日(土)には自身のクルマに装着されていた新ウイングをチームに外され、このウイングを使ったチームメートのセバスチャン・ベッテルがポールを獲得したことに怒りを見せていた。
予選終了後、トップ3の写真撮影の際にウェバーは笑顔を見せず、ベッテルの肩に手をまわすことも拒み、明らかに不満に思っていることを示していた。
また、レース前にウェバーは、自分は「負け犬」だと言い放ち、「僕のクルマを担当してくれるみんなのために全力を尽くす」とコメント。さらに、予選でベッテルにウイングを取られたことは「うれしく思っていない」と認めていた。
こういったいきさつがあったため、レース終了直後のチーム無線でウェバーは、チーム側にチクリと皮肉を言っていた。
「ナンバー2ドライバーにしては悪くないだろ」
これに対しチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、「やっと笑ってくれるな」と返した。