イギリスGP予選は、ブリヂストンのソフト・コンパウンドを装着して新しいレイアウトのコースで1分29秒615の輝かしいタイムを記録したセバスチャン・ベッテル選手が今季5度目のポールポジションを獲得した。
明日のレースでは、レッドブル・レーシングのチームメートであるマーク・ウェバー選手が隣に並ぶ。また、ベッテルはブリヂストンのハード・コンパウンドで午前のセッションの最速タイムも記録した。
浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は、昨夜の清掃作業と、このイベントで行われている数多くのサポートレースのおかげで、路面がさらに向上しました。新しいレイアウトのコースで、今日の1分29秒台のタイムは非常に素晴らしいと思います。左フロント・タイヤの外側に小さなブリスターがいくらか見られましたが、これは、この新しいレイアウトがタイヤとクルマにどれほど過酷かを示しています」
明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「どちらのコンパウンドも高い性能を発揮していますが、路面コンディションが大きく向上し続けたため、2種類のタイヤの差は明確には出ませんでした。ブリスターも最小限のものでしたので、これがレースを左右する要因にはならないと思います。もし、明日がとても暑ければタイヤがオーバーヒートする可能性がありますし、もしそれが起きた場合にはタイヤのパフォーマンスにも影響が出るでしょう。コース上でのポジションは明日の戦略を大きく左右すると思います。新しいレイアウトのシルバーストンで開催される初めてのグランプリが楽しみです」
(ブリヂストン・プレスリリース)