2011年シーズンに向け、ドライバー市場の動向が明らかになってきているが、ティモ・グロック(ヴァージン)は「目を離さないようにしている」と認めた。
グロックはすでに、ルノーやザウバーも候補だったものの、自分の意志でヴァージン加入を選択したと語っていた。
移籍先を決めた当時は、ルノーやザウバーの方が先行き不透明な状態だったとヴァージン加入の理由を説明していたグロックだが、ヴァージンでは苦戦を強いられている。
フォース・インディアもグロックの移籍先候補だったとする、『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』の報道の中で、「目を離さないようにしているよ」とグロックはコメントした。
またグロックは、グリッド後方では「つらい」と認めつつ、こう続けた。
「“僕は今ごろ、あのクルマに乗っていたはずなのに!”なんて考えることはできないよ。これが現状なんだし、その中での最高な結果を出さないといけない。そうじゃないと、ベストを尽くすことはできないからね」
「だから、ほかの18台のこと(既存チームのこと)は無視するよ。僕にとっては、ロータスを相手にした世界選手権だし、そうやってモチベーションを維持しているんだ」