ザウバーの小林可夢偉は、7位でヨーロッパGPをフィニッシュした。
小林可夢偉
「レースの前、僕とペドロ(デ・ラ・ロサ/チームメート)のタイヤ戦略を分ける決断をしました。僕はハード側のタイヤでスタートして、みんながピットインしたときには入りませんでした。上位で最高なレースをできましたが、簡単なものではなかったですね」
「すぐ後ろには、ずっとジェンソン・バトン(マクラーレン)がいましたし、タイヤをいたわる必要もありました。タイヤを酷使しすぎないように気をつけていたんです。ピットストップの後、新品タイヤの力を生かすために残されたのは、たった4周だけでした」
「あの段階で僕は、誰よりもグリップが高かったので、それを最大限に生かしていく必要があると思いました。もちろん、アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)とブエミ(セバスチャン・ブエミ/トロ・ロッソ)を抜くことにはリスクもありました。もしうまくいかず、クラッシュしていたら、大変なことになっていたでしょうね」