いまだに2010年仕様のタイヤに苦戦しているドライバーが多い。
チームを問わず、「タイヤをうまく機能させる」ということが謎に包まれた大きな疑問になっており、いくつかチームやドライバーにとっては、ひときわ大きな問題になっている。
例えばフェラーリでは、フェルナンド・アロンソよりもフェリペ・マッサの方がタイヤに苦戦しており、マッサがアロンソと同等の速さを発揮するには、より軟らかいコンパウンド、より粗い路面が必要になる。
「これだけタイヤに頼る部分が大きくなると、レースでできることがほとんどなくなってしまう」とのマッサのコメントを『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が掲載した。
またマッサは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)など数人のドライバーが、アタックラップの1周目にタイヤを機能させられていることにも、イライラを募らせているようだ。