今シーズン、トップを走った周回数が最も多いのはマーク・ウェバー(レッドブル)だ。
2010年のF1、これまでの8戦をすべて走りきると周回数は491周。このうち、ウェバーは210周をトップで走行した。ウェバーのチームメートであり、高い評価を得ているセバスチャン・ベッテルがトップで走行した周回数は、ウェバーより93周も少なかった。
しかし、この2人の数字を合わせると、エイドリアン・ニューイ(レッドブル/チーフテクニカルオフィサー)が設計したレッドブルの2010年型車BR6が、全ラップの約67%もの周回をリードしていたことになる。
また、現在ドライバーズ、コンストラクターズ両選手権をリードするマクラーレンは、全体の26%の周回をリードしていた。
マクラーレンのジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンは、それぞれ2勝を記録しているが、バトンがリードしたのは73周。一方のハミルトンがリードしたのは55周のみだった。
この他には、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が18周、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が17周にわたってレースをリード。また、カナダGPではセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が1周だけトップに立ち、そのままピットストップを行っていた。