チャンドック、2011年のフォース・インディア移籍を目指す

2010年06月11日(金)
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カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)が、2011年は苦戦の続くヒスパニア・レーシング(HRT)からフォース・インディアへ移籍することを目指しているようだ。

チャンドックはモントリオールで、これまでブルーノ・セナのチームメートとして競争力を発揮できていることに満足していると語った。その一方で、自身と同じくインド出身であるビジェイ・マリヤがチーム代表を務める、フォース・インディアに所属するほうが理にかなっているともコメントした。

しかしマリヤは最近、フォース・インディアで走る準備が整ったインド人ドライバーはいないという考えを示していた。

これに対しチャンドックは10日(木)、次のように述べている。

「来年になるかどうかは別にして、キャリアのどこかの段階で、ぜひともフォース・インディアで走りたいと思っている。僕はある意味で、母国にとってF1での大使のような存在だと思っているからね」

デリーがF1カレンダーに加わる予定にもなっていることから、チャンドックは、今こそインド人ドライバーとフォース・インディアが手を結ぶべきときだと語る。

「この地域でのF1がどうなるかは、僕たち次第だという面もある。それに、インドGPでインドのクルマにインド人ドライバーが乗れば、チケット販売にとっては分かりやすいことだと思う」

またチャンドックは、所属していたGP2チームのパフォーマンスが一貫していなかったため、自身に対するこれまでのマリヤの評価が厳しいものになっていると加えた。

「だから、彼は今年、かなり驚いていると思うよ。ブルーノを相手に競争力を発揮しているし、全体的にかなりいい働きをしていると思うからね」

「彼の周りにいる人から聞いただけなんだ。彼とはまだそのことについて話していない」

さらにチャンドックは、HRTに残留するのも悪いことではないとして、こうコメントしている。

「カラバンテ(ホセ・ラモン・カラバンテ/チームオーナー)たちが僕に話していた計画を進めるのなら、彼らは将来、とても競争力の高いチームになることができる」

「今のところ、彼は僕の働きに満足しているみたいだしね。ホセ・ラモンは、来年に向けて何かをすることに、とても積極的なんだ」

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