フェラーリが、11歳のドライバーをドライバー育成プログラムに加えた。
今回フェラーリのアカデミーに加わったのは、モントリオール出身のランス・ストール。1998年10月29日生まれ、弱冠11歳のドライバーであり、フェラーリの育成ドライバーの中で最年少のドライバーとなった。
昨年、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がシーズン中に負傷した際、フェラーリは若手ドライバーの育成を行っていなかったために、マッサの代役になれる若手ドライバーがいなかった。
このことも影響し、フェラーリは若手ドライバーの育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミーを設立。元チームマネジャーのルカ・バルディセッリを育成プログラムの責任者に任命していた。
ストールはカナダのカートで活躍しているドライバーであり、ケベックのモータースポーツ連盟から、2008年にはルーキー・オブ・ザ・イヤーに、2009年はドライバー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされていた。
バルディセッリは次のようなコメントを残している。
「われわれは、喜んでランスの加入を歓迎する。彼は非常に若いが、すでにカートでたぐいまれな才能を証明している。この先の北米のイベントでも、われわれは一歩ずつ彼を見守っていく。また、マラネロでの講習にも参加することになる」