HRT、エクレストンからの支援を認める

2010年05月19日(水)
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ヒスパニア・レーシング(HRT)のチーム代表コリン・コレスは、F1の最高権威であるバーニー・エクレストンがHRTの将来へ向けた計画を支援していると認めた。

エクレストンはモナコで、HRTが財政的な問題を抜け出せるよう支援していることを示唆していた。

そのため、HRTがチーム存続の危機にあると報じられたが、実際にエクレストンが支援しているのはHRTの技術面に関する計画のようだとの報道もあった。

HRTは今シーズン、ダラーラからシャシーの供給を受けたが、ダラーラとHRTの契約はすでに終了しており、2011年に向けて独自にクルマの設計を行うため、コレスは風洞施設との契約に取り組んでいる。

「明らかに、現在のわれわれは競争力不足だ。新規チームであることを考慮したわれわれの期待も下回っている状態だよ。だが、将来に向けた対策を模索している」

「われわれは楽観的になっているし、バーニーもわれわれが2011年にはもっと良くなるため支援してくれている」とのコレスのコメントを『AS』が掲載した。

また、HRTは来月のカナダGPまでにスペアパーツがなくなるとのうわさもあるが、コレスはチームが崩壊するという憶測は的外れなものだと語る。

「チームはシーズンの最後まで戦うし、すでに来年へ向けたことを計画している」

「来月、カナダGPの前に独自のシャシー製造に関する計画を発表したい」とコレスは加えた。

また、HRTにはジェフ・ウィリスが技術コンサルタントとして加わっているが、一時は離脱もうわさされていた。しかし、チームが2011年に向けて野心的な計画を持っているため、ウィリスがチームにとどまることになったとも報じられている。

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